生田緑地の谷戸の自然保全活動




【モニ1000】中大型哺乳類調査
日時 2012/5/1(火) 12:30〜15:00 曇時々小雨
場所 生田緑地稲目谷戸
参加者 岩田臣生

今年の生田緑地のゴールデンウィークは大変な人出です。 中央広場だけではなく、自然探勝路を歩く人も増えています。 そんな時に、雑木林へ出入りすることは、調査のためとはいえ、控えた方がいいと思い、 博物館施設が休みの日に、中大型哺乳類調査の定点カメラ設置の活動を行うことにしました。

5月期の調査地点については、予め、いくつか考えてはいました。 bP設置を目論んで入った雑木林では、落枝が散乱して行く手を塞いでいました。 やっと辿り着いた調査地点では、樹陰をつくっていた樹木が倒れて、ギャップができてしまい、樹陰はなくなっていました。
そこから見えた対面する斜面にも入ってみましたが、斜面に大量に溜まった落葉と一緒に滑り落ちるという経験をしたり、 良さそうに見えた場所は急斜面で、哺乳類の足跡も無く、カメラの設置場所としては向いていませんでした。
次に入った所は、落枝は同様に沢山ありましたが、今までの実績もあり、カメラの設置は可能と判断しました。 ただ降雨の後のためか、哺乳類が最近通った痕跡については明確ではありませんでした。
カメラの電源を入れてから、最初のシャッターがおりるまで約3分でした。

bQのポイントには数本の獣道(けものみち)があり、適度に暗く、カメラの設置場所としては良い場所だと考えています。 早速、設置しましたが、大きな蚊が群がってきました。 湿度が高くて、汗をかいていることもあり、虫よけスプレーも 4〜5分しか効果が続きませんでした。
bQのカメラは電源を入れてから3分程度で最初のシャッターがおりました。

bRのカメラを設置した場所は

セリバヒエンソウの駆除
今年もセリバヒエンソウが咲く季節になりました。
セリバヒエンソウは中国原産の外来種で、明治時代に日本に入ってきたもののようです。
生田緑地では2009年から駆除対象としていますが、消える様子はなく、むしろ分布域が広がっているようにさえ思えます。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation