生田緑地の谷戸の自然保全活動


カナムグラ,オオブタクサなど駆除
日時 2011/8/19(金)10:00〜12:00 晴、32℃〜25℃
場所 生田緑地上の田圃下の草地
参加者 岩田芳美、城本法子

今年は、まだカナムグラの本葉がやっと出たばかりの春からカナムグラの駆除を始めていましたが、上の田圃の下の草地にはカナムグラが広がってしまいました。 4月下旬〜8月中旬は水流に近い場所は避けていましたので、その間に繁茂してしまいます。 オオブタクサも、カナムグラに覆われてしまうと負けてしまいます。 さらにセイタカアワダチソウが、まだ出てきます。
気温が下がるという天気予報を信じて活動することにしました。



草刈り,水辺管理
日時 2011/8/19(金)10:00〜12:00 曇+雷、32℃〜25℃
場所 生田緑地稲目谷戸湿地
参加者 岩田臣生

午後から雨になるという天気予報を聞いて、湿地の中に水が流れ込めるように水路部分に手を入れておくことにしました。
水路の底の泥の中には小さなヤゴが多数いました。
ユウガギク、ゲンノショウコ、センニンソウ、ヒメシロネの花も咲いていました。 まだアキノタムラソウの花も残っていました。 クロアゲハが1匹、ヤブカラシの花に来ていました。
雷が何回か、それほど遠くない所に落ちたようで、稲光がして雷鳴が谷戸に轟きました。 ただ、雷雨にはなりませんでした。


この日の事件1
この日は、ハンノキ林の木道近くに生えていたヤマグワ、キブシ、アズマネザサ、カラムシなどが折られて、 放置されているのを見つけました。 木道にはみ出していたから折ったと言わんばかりです。
ホタルの国に合わせて、問題になりそうな枝は剪定しておいたので、気になるような状態ではありませんでした。 このヤマグワは周辺にあるヤマグワの中では一番甘い実をつけるので、採りやすい枝を意識的に残していたものです。 キブシは春一番に見られる黄色い花で、観察し易い枝を残しておいたものです。
折られて放置された枝が汚らしく、荒れた印象を与えることになりました。 後片付けは人任せで、良い事をしたとでも思っているのでしょうか。理解できません。


この日の事件2
落葉溜めがブルーシートで覆われ、立入禁止の札がついていました。 管理事務所に尋ねて、多摩区道路公園センターの指示でやったと聞きました。
平間公園で放射線量が高い数値を示した場所が落葉などを集めておく場所だったことから全市的に落葉溜めの調査をすることになったことを知りました。 そして、調査対象を全てブルーシートで覆ったということでした。
私たち水田ビオトープ班が管理している落葉溜めは2つですが、どちらも、原発事故以降、落葉を運び入れていません。 もし、ここで問題となる程の放射性物質が検出されたら、落葉溜めに止まらず、生田緑地の雑木林や草地など、 殆どの場所が危険だということになるのではないでしょうか。
平間公園の場合も、特定の場所ということで、公園全域の話ではないようです。
調査することには賛成ですが、この立入禁止は何のためのものでしょうか。
私たちは堆肥づくりを目指しているわけではなく、カブトムシが増えてくれればいいと思って落葉溜めを管理しています。 この時期にブルーシートで覆ってしまうというのは納得できません。
この強権発動は市民の安全のためだとでもいうのでしょうか。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation