生田緑地の谷戸の自然保全活動


湿地の水路の手入れ、上の田圃の堰の補修
日時 2011/7/14(水)10:00〜12:30 晴、32℃
場所 生田緑地
参加者 岩田臣生

七草峠のヤマユリが咲き始めました。

谷戸へ降りると園路脇のトコロ類の葉の上にラミーカミキリがいました。

アキノタムラソウが咲き始めていました。 オニヤンマの新しい羽化殻が葉陰に残っていました。そろそろオニヤンマが見られそうです。

湿地の池は干上がっていました。 2段目も干上がっています。 今までなら、段際には水域が残っていたのですが、今年は完璧に涸れてしまいました。 1段目の池も、前日はあった水が干上がっていました。 やむを得ず、水路部分に少し手を入れることにしました。 少し流れやすくすれば、池まで届いてくれるかも知れません。
水路部分の泥の中にはオニヤンマのヤゴがいました。 驚いたことに大きなモクズガニが潜んでいました。

次は上の田圃です。下の段の水位が上がらない原因を見つけて補修しなければなりません。 土嚢を2つ追加して、アメリカザリガニの穴と思われるところは塞ぎました。 これで様子を見ることにしました。
田圃の上をオニヤンマが飛んで、やがて消えたと見えたのは気のせいでしょうか。

田圃にはオオシオカラトンボ ♂と シオカラトンボ♂が縄張りをつくっています。
オオシオカラトンボ♂
この季節、シオヤアブ♂をよく見かけます。尾端の白い毛が目立ちます。
シオヤアブ♂
田圃周辺ではセリが花を咲かせています。

ヤブミョウガが大きな群落をつくって白い花を咲かせていました。

前日に堰を補修した下の田圃の水位が上がっているかどうか見に行きました。 オオシオカラトンボ♂3が縄張りをつくっています。

木陰など、少し暗い所で、ウズグモ属の仲間の巣が見られます。 クモは水平に張られた巣の下側にいます。

生田緑地の谷戸の自然保全活動のメインページへ

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation