生田緑地の谷戸の自然保全活動


里モニ)哺乳類調査カメラ設置、ホタルの国の案内サインの撤去、トリカブト調査、田圃の水の管理
日時 2011/7/4(月)11:00〜14:30 晴、33℃
場所 生田緑地
参加者 岩田臣生

前夜をもって生田緑地ホタルの国は閉国しましたので、ホタルの国の案内サインを撤去しました。

また、里モニ哺乳類調査の定点カメラの設置も行いました。 最近、疥癬に罹患したタヌキが撮影されることが多く、健康なタヌキが撮影されることが少なくなっていることが気になります。

定点カメラの設置のついでにトリカブトの食害状態の観察も行いました。 最初に観察した時に比べると数は減りましたが、20株程度は残っているようです。 葉の色も濃く、食害されている様子はありません。


定点カメラの設置を終えてから、長靴に履き替えて、田圃の水の管理をすることにしました。 昨夜のホタル・ガイド・ボランティアの時に、田圃の水が涸れているのを見ていたからです。
上の田圃への導水路の途中に穴が開いていて、水がそこに吸い込まれていました。 どのように補修すればいいのか、根本的には検討しないといけませんが、取り敢えずは、土嚢をつくって、その穴を塞ぎました。 また、その下流の木道下をわたる部分でも決壊しているところがあったので、これも補修しました。 湧水の流量が減っているので、少しでも多く田圃に流れるようにしなければなりません。
これを終えてから、下の田圃に移りました。
下の田圃は堰の土嚢の下にアメリカザリガニが穴を開けていて、そこに水が流出していました。 この部分を一端整正してから土嚢を置き直しました。
捕まえたアメリカザリガニは千切って田圃に放り込んだところ、ホトケドジョウが集まって食べ始めました。
コナギやアメリカセンダングサ、チョウジタデ、ヒメガマなどが大きくなっています。 田圃に入って、間引いておかないと残したい植物が残せなくなりそうです。 今日は、暑さのせいか、フラフラしてきましたので、次回にすることにしました。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation