生田緑地ホタルの国

ホタル・ガイド・ボランティア5日目
日時 2010/6/20(日)19:00〜21:00 曇
場所 生田緑地の谷戸
参加者 岩田臣生、岩田芳美、石浜、大津、齋木、下口、辰澤、水上

昨夜のホタル泥棒騒ぎで心配されたホタルでしたが、出現数は昨日と同じ程度には出てくれました。 つまりは、取られた数ぐらいの出現数の増加があったはずだということです。 時期的には中盤なので、生息環境の保全をしている立場からは、もっと出てほしいという気持ちです。
来場は700人ぐらいだったようです。 総じて生田緑地のルールは承知している人が大部分で、この活動を始めた頃のようなトラブルは起こらなくなったようです。 今のところ゛木道から落ちる人も出ていません。
ただ、年によって出現の様子、よく見られる場所と時間が異なるため、昨年と同じつもりで来た人が、今年はホタルがいない、減ってしまったのかと嘆いている場面もありました。 ホタルの国の全域を歩いてくれればいいのですが、警備員から100匹出ていると聞いて来たのに全然飛んでいないと訴えてきた人は、昨年飛んでいた梅畑の上側の竹林の前辺り〜上の田圃の辺りしか見ようとしないで、ホタルがいないと嘆いていました。 今年はこの辺りは、まだ僅かしか飛んでいません。
よく見られるポイントはいくつかありますが、ハンノキ林が比較的安定していて中程の流れの辺りを中心に、 19:40〜20:00頃には合計30匹ぐらいのオスの飛翔発光を楽しむことができました。
また、竹林に隣接した地区では19:50〜20:00頃に8匹ぐらいが群れて光っている光景が見られました。 ここは2008年は不調で飛翔発光が殆ど見られなかった所です。 調べてみると、水流が消えかけていることが分かり、2008年末に手を入れて、小さな水流を復活させたところです。 2009年も出現ピーク期で1〜2匹見られただけでした。 でも、この時のホタルが産卵して、幼虫として育ち、今年のホタルの出現につながったのだろうと推察できます。 小さな水流なので、6〜8匹が見られたということは期待が持てます。
この下側の湿地から梅畑までは5〜6匹が分散して見られるという程度で非常に寂しい状態です。
上の田圃周辺は、20時少し前ぐらいに、北西側の流れに近いところに4匹程度が分散して見られましたが、その後は見られませんでした。
下の田圃の上側辺りは比較的安定していて、19:40〜20:00頃に10匹を数えています。
全体では概ね58匹が出現したようです。

反省会
携帯電話を開いて見ている女性がいたので注意した。
ライトを瞬間的に点けた人がいたが誰か分からなかったので注意できなかった。
下の田圃の周辺で沢山飛んでいて見応えがあった。
電子蚊取をつけている人がいるが、見落としがちなので注意した方がいい。
今日がホタル・ガイド・ボランティア参加3日目です。一番ホタルも飛んでいて、楽しかった。
他の来園者からの通報で携帯電話を開いている人を注意しに行ったが、既に閉じていて、誰だか分からなくなっていた。
竹林のところですが、一家族だけで固まって、「1匹ぐらい捕まえたって大丈夫だよ」と話していた。こんばんはと声をかけたら、こそこそと逃げてしまった。
来園者の人で、携帯電話を注意しても聞いてくれなかったと話して帰る人がいた。
初めてのホタル・ガイド・ボランティアで、沢山のホタルを見せてもらって、こんないい思いをさせてもらっていいのだろうかと思った。 綺麗で感激した。
携帯電話は3人ぐらい開いている人がいたが、ちょっと注意しただけで止めてくれた。
梅畑のところで懐中電灯を下に向けて点けている人がいた。「あら、明るい」と言ったら逃げていった。
昨日からのボランティア参加で2日目です。幸いホタルを見られて良かった。
南案内所と北案内所でばだいぶ様子が違っていて、北の方は楽だった。
一眼レフカメラを構えている男性がいた。注意したらフラッシュを使わないのに駄目なのかと言われたので、一切禁止ですと言って止めてもらった。
タバコを吸っている人がいたので、注意して止めてもらった。
北の方で、立派な一眼レフを持った年配の女性がいた。撮影は禁止ですと言ったら、私はストロボは使わないと言って聞かなかった。



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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation