生田緑地の自然保全活動

谷戸の草刈りなど
日時 2009/12/1(火) 10:00〜14:30 晴
場所 生田緑地
参加 城本法子、岩田芳美、岩田臣生

この日の草刈りは、上の田圃下から谷戸の合流部にかけての草地(湿地)のオギやジュズダマ、ヤマグワなどを刈り取り、 まだ雌花をつけているカナムグラを取り除くことを行いました。 早春の花も咲けるようにするための手入れです。
草むらの陰に新聞紙に包んだ犬の糞が四つも五つも捨ててありました。 犬の散歩をしている方の中の僅かの人だと思いますが、マナーの悪い人がいます。
ある公園では事前に広告して、区域と期間を定め、その間に捨てる人がいた場合は当該区域への犬の立ち入りを禁止するという対策をとっています。 その結果、犬の愛好家たちがグループをつくって、自分たちでマナーの向上を図っていると聞きます。 生田緑地でも、こんな対策が必要だと痛感しています。
来年度から整備が始まる中央広場では、草地の広場に犬の糞が点在し出したら、子どもたちを安心して遊ばせたり、休んだり、お弁当を食べたりということは 誰もしなくなるでしょう。こんな基本的なルールづくりも求められていると思います。
雑木林の黄葉も既に最盛期を過ぎたのか、葉を落としてしまった枝が多く見られます。

谷戸の末端のヨシ原で前回伐り残してしまったハンノキ2本を伐採するために、久し振りの木登りを繰り返して、ロープで民家とは反対側に何度も引っ張ってみましたが、張ったロープが園路の上を横切らざるを得ず、隣地との境界の垣根も近いことから、 100%の安全を確保できないと判断し、伐採は北部公園事務所にお願いすることにしました。
但し、伐採後の木の処理はこちらに任せてもらうことでお願いしました。
前回3本伐採した時も、幹から枝先まで、ミドリシジミの卵を探しながら処理しましたが、今回北部公園事務所で伐採してもらうものも、卵の有無を調べながら処理するつもりです。
また、伐採といっても、萌芽更新を繰り返す管理を考えています。隣地への迷惑も小さく、管理もし易く、ミドリシジミの棲息環境という視点でも問題ないと思います。

ナミテントウは様々な紋様のタイプがあります。 マユタテアカネがまだ2匹、日溜まりに休んでいました。

芝生の消えた芝生広場の周辺のモミジの紅葉は殆ど終わっていました。

ハンノキ林の中に広がってしまったシャガも抜き取り始めたところで、この日の活動は終わりにしました。 活動後のお茶の時間が水田ビオトープ班の話し合いの時間になっています。

12月5日(土)が里山の自然学校《つくってみよう》の日です。
イネワラの束から良さそうなワラだけを拾い出して、イネワラ細工の材料を用意しました。


   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation