生田緑地の谷戸の自然保全活動
田圃の水の管理、稲藁運び、ハンノキ林保全活動など

日時 2009/2/3(火木) 10:00〜12:30 晴
場所 生田緑地ハンノキ林〜下の田圃
参加者 城本法子、岩田芳美、岩田臣生

金土に雨があったので、水路の状態なども気になります。 今日は谷戸の全体を見て、問題の起こったところを補修してから、ハンノキ林内の作業の続きをする予定を立てました。
まず、倉庫に残っていた稲藁を下の田圃に運びました。 本来なら細かく切って撒くものですが、道具が無いのでそのまま田圃に撒きました。
田圃の周辺はすっかり湿地になっているかに見えます。

上の田圃の近くに置いておいた稲藁も田圃に入れました。

上の田圃への導水路途中のパイプの周囲から水漏れが起こっていました。 この日は水量が多く、上の田圃下の池にもたっぷりと水が溜まっていますが、 水量が減った時に問題が生じます。 パイプの周囲に藁や土を詰め直しましたが、土が柔らかくなっているので長持ちはしそうにありません。
通りがかりの人に声をかけられました。 「(谷戸の状態が)良くなった。水が良く流れている。有り難う。」というのです。
今シーズンは、ハンノキ林内のササ刈りなど、かなり思い切って進めましたが、林内の見通しが良くなって、 来園者にとっては良くなったという評価を受けています。
生物からの評価はどうでしょうか。

上の田圃の畦から水漏れが起こっていました。 冬の間、田圃の水を落としておけば、畦はしっかりしてくるのですが、そうもいきません。 応急修理はしましたが、本格的な補修が必要です。

ハンノキ林内、先日の活動でつくっておいた水路の出口周辺は、水がしみ込んでどろどろになっていました。 まず、落葉かきをしてから、水路を少し延長しました。 この辺りは乾ききっていましたから、暫くは水をしみ込ませて様子をみることにしました。
ハンノキ林の保全活動は、こうした乾いてしまった場所を湿地に戻す工夫をする活動をあと数回実施して、今シーズンは終わりにしたいと思います。

   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
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