生田緑地の谷戸の保全活動

生物調査
日時 2008/6/18(水) 12:00〜15:00 曇
場所 生田緑地 谷戸の田圃〜ヨシ原の池
参加者 岩田臣生、岩田芳美

ミドリシジミ♀が出迎えてくれました。
ミドリシジミ

今日の目的は、田圃の水位を調整することと、池の生物調査です。

田圃への水が止まっていましたので、まずこれを直しました。


上の田圃の排水口2ヶ所の堰の高さを高くしておいてから、田圃下の池の調査にかかりました。 クロスジギンヤンマ♂やオオシオカラトンボ♂が、何をしているのかと様子を見に来ました。 オオシオカラトンボ♀は産卵行動を繰り返しています。
水温23.5℃、地中温度25.0℃、地表温度27.0℃
アメンボ5、ヒメアメンボ20、アメリカザリガニ 3cm×1、1cm×7、シュレーゲルアオガエル幼生124、 イトトンボ型ヤゴ6、アカトンボ型ヤゴ3、マメゲンゴロウ2、コミズムシ10、ホトケドジョウ4
イトトンボのヤゴには驚きました。これらの生物は田圃から流れてきたものと思われますが、この池をつくっていなかったら死んでいたはずです。


下の田圃の排水口の堰も高くしました。

ヨシ原の池の周囲はヨシとキショウブが繁茂しています。池の周囲を刈り取ってから、調査しました。
残念ながらアメリカザリガニ駆除作戦のような状態となりました。 アメリカザリガニ 2cm×6、4cm×8、5cm×7、8cm×2、合計23
ヒメアメンボ 4、ヤスマツアメンボ 2、オタマジャクシ 1
水温22℃、地中温24℃、地表温27℃
沢山いたミズムシが1匹も見つからず、アメリカザリガニだけになっていました。 オタマジャクシ1というのは皆食べられて、1匹だけ残っていたということでしょうか。 オオシオカラトンボ♂が早速やってきました。

   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation