生田緑地の谷戸の自然保全活動


田植え後の田圃管理
日時 2004年6月2日(水) 13:00〜16:00 晴
場所 生田緑地下の田圃
参加者 岩田臣生

 谷間の探勝路に降りるところのピクニック広場のウッドデッキの上にオオミドリシジミ♂がいた。翅を開くとエメラルドグリーンに輝く。指を近づけてみたが、流石に触れてしまうと少し離れた所に移動するのだが、遠くに逃げる様子はなかった。
 田圃は、オタマジャクシ、ホトケドジョウなどが活発に動きまわっている様で、賑やかな感じがする。水温は高くなっている。
シマヘビが慌ててヨシの繁みに逃げ込んだ。
シオカラトンボ1匹、クロスジギンヤンマ1匹が田圃の上を交代で飛んでいる。
ルリシジミは1匹になった。
 苗の倒れてしまったり、抜けてしまったところを手直しして、周囲の開いているところにも植えた。根がしっかり張りだしたものと、相変わらずフワフワしているものがある。また、1週間ぐらいしたら手直しが必要かも知れない。カルガモが遊んでいた割には、根の活着は順調の様だ。
苗に房状のトコロテンの様なものがついている。タニシの卵だろうか。
 今日は沢の水量が減っている。取水口の手直しをして、水が入る様にし、排水口の高さを上げた。

 気がつくと、木道の反対側の樹木に野鳥が集まっている。コゲラ2羽、シジュウカラ数羽、ヒヨドリ2羽、スズメ数羽といったところである。双眼鏡がなかったのでコガラは怪しいかも知れないが、ツィッツィッジージーという声で、ネクタイを締めていないのは分かった。何かを懸命に食べているらしい。鳥が好む虫が大量に発生したのだろうか。樹木に絡んでいる枯れた蔓状のものに何かいる様だ。暫し、木道に座って眺めてしまった。


   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation