生田緑地の谷戸の自然保全活動


田圃再生 8
日時 2004年5月1日(土) 11:00〜15:30 晴
場所 生田緑地
参加者 岩田臣生、平川みどり

 田圃に入った途端に、私に驚いたシマヘビが水面を泳いでヨシの茂みに逃げ込んだ。
 今日は、一番奥(西側)の畦沿いに水路を開くことにした。これが済めば、田圃の外周水路が完成する。 ここもミカドガガンボが多い。幼虫9匹、蛹5匹を確認した。蛹化する時期を迎えた様だ。体を前後に揺すりながら、穴から頭を出してくる。
 横山さんが設置したという導水管が見つかった。詰まっていた土を取り除くと冷たい水が流れだした。 そこから、ザリガニが3匹出てきた。うち1匹はマッカチン(子どもの頃、そんな呼び方をしていた。)、つまり体色が赤かった。 この辺には、ケラも多く、8匹を確認した。また、ヨコエビ(5匹)など、土壌生物調査でお馴染みのものが確認された。
 一休みする度に、見るとシマヘビがいる。遠くには逃げようとせず、田圃の周囲で様子を窺っているのだ。
 ミカドガガンボの棲息していた湿地を一部保全して残すこととして、その部分と田圃との境界の水路を半分開削したところで、今日の作業を終了することにした。
 シオヤトンボは7匹、うち1匹がメスである。
 15時を過ぎて、平川さんが来た。残す部分について、少し話し合ってから、後をお任せして、私は引き上げた。


   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation