タ)多摩丘陵の野鳥

コゲラ(大きさ15p)
一年中見られる日本で一番小さなキツツキです。
多摩川河川敷や緑地、公園、住宅地、街路樹にもいます。
「ギイーッ」という鳴き声でコゲラとわかります。
枯れ木に穴を掘って営巣します。


ルリビタキ(大きさ14p)
冬鳥としてやってきて、多摩丘陵の雑木林にいます。
「ヒッヒッ」とジョウビタキに似た声で地鳴きします。
オスの成鳥は頭部から上面にかけて青色、脇腹は橙色で大変きれいです。
昆虫やヤマハゼなどの木の実を食べます。


キビタキ(大きさ14p)
夏鳥として多摩丘陵の雑木林に一時立ち寄り、繁殖地へ向かいます。
通過鳥ですが、通過鳥としては比較的長く滞在してくれます。
生田緑地では最近繁殖も確認されています。
オスは翼の黒と黄色の斑やのどの黄色が鮮やかなコントラストで大変きれいです。
主に昆虫やクモ、木の実を食べます。


オオルリ(大きさ16p)
通過鳥です。
夏鳥として多摩丘陵の雑木林に一時立ち寄り、繁殖地へ向かいます。
オスは体の上面が青く、腹は白く大変きれいです。
昆虫類やクモ類、木の実を食べます。
高い木の上で美しい声で鳴く、日本三鳴鳥の一つです。
最近では東高根森林公園で繁殖したことがあります。


アオジ(大きさ16p)
冬鳥です。
平地から丘陵の雑木林、木の多い公園や河川敷の藪などにいます。
背はスズメに似て目立たない茶色ですが、腹が黄色く、特にオスは濃い黄色で目立ちます。
昆虫やクモ、草木の種子を食べます。
「ツッ、ツッ」と大変高い声で鳴きながら藪に入っていきます。


ホトトギス(大きさ28p)
通過鳥です。
夏鳥として多摩丘陵の雑木林に青葉の頃一時立ち寄り、「トッキョキョカキョク」と大きな声でさえずるのが聞かれます。
しばらくいた後、繁殖地へ向かいます。
主にウグイスに托卵することでも有名です。


サンコウチョウ(大きさオス45p、メス17p)
通過鳥です。
夏鳥として多摩丘陵の雑木林に一時立ち寄り、繁殖地へ向かいます。
「ツキヒホシ、ホイホイホイ」(月日星)と聞きなします。
オスは目の周り(アイリング)の青色があざやかで、尾羽が大変長く30cm位もあります。


シロハラ(大きさ24p)
冬鳥です。
ツグミの仲間で腹が白っぽいのでシロハラと言います。
雑木林等の地面を歩きながら落葉をくちばしでがさがさとかき分けてミミズなどを探しているところがよく見られます。


ガビチョウ(大きさ23cm)
留鳥です。
2000年に麻生区で、多摩区の生田緑地では2003年に初めて見られました。
川崎区以外の全区で確認されていますが、暗い藪を好むため大きな緑地に多く見られます。
目の周りとその後ろに流れる白斑が目立ちます。大きな声でさえずりいろいろな鳥の声をまねします。
生息域が重なるウグイスやシロハラなどとの競合が心配です。
【外来種】特定外来生物


コジュケイ(大きさ27cm)
留鳥です。大きな緑地の藪に住み、地上でエサを取ります。ニワトリを小さくしたような茶色っぽい鳥で、
いつも数羽で一緒に動きまわっています。大きな声で「チョットコイ、チョットコイ」と囀ります。
【外来種】


オオタカ(大きさオス50cm、メス56.5cm)
留鳥で、ハイタカ属では一番大きなタカです。準絶滅危惧(NT)に指定されています。
主にハト、カモ類を捕まえます。
多摩川など開けたところでは、カラスに追いかけられて(モビングといいます)迷惑そうにしているのがたまに見られます。 実際にはカラスより強いので、写真のようにカラスがやられてしまいます。
高い木の上に営巣する森林性のタカです。

上が成鳥の飛翔、下に行って左が若鳥カラスを襲う、右が成鳥オス

ツミ(大きさオス27cm、メス30cm)
留鳥です。丘陵や平地の林で繁殖しますが、小さな公園や住宅地の付近でも繁殖するようになった日本最小のタカです。
夏にはセミを捕まえて食べているのが観察されます。オスとメスの姿が大きく違っており、昔は違う種類と思われていたそうです。
【RD】県絶滅危惧II類

(左)オス、(右)メス

ヤマガラ(大きさ14p)
エゴノキの木の実が好物な雑木林の小鳥です。
冬に備えて木の実を木のうろや土の中に埋め込んで貯食する習性があります。
多摩丘陵ではほぼ一年中見られます。


アオゲラ(大きさ29p)
留鳥です。背が黄緑色のキツツキで日本固有種です。
川崎市では川崎区を除く全区の雑木林で確認されていますが生息数は少ないです。
波型に飛びながら「ケケケッ」と鳴くこともあります。


エナガ(大きさ14p)
留鳥です。尾羽は長く全長の半分以上を占めます。
主に林にいますが、街路樹や木の多い公園でも見られます。
繁殖期以外は群れで行動しますが、シジュウカラなどと混群を作ることがよくあります。
くちばしが大変短く、小さな昆虫やクモ、カイガラムシ、虫の卵などを食べます。


センダイムシクイ(大きさ12p)
通過鳥です。
夏鳥として多摩丘陵の雑木林や木の多い公園などに一時立ち寄り、繁殖地へ向かいます。
昆虫やクモなどを食べます。
「チヨチヨビ−」とさえずる鳴き声が印象的です。


ヒレンジャク(大きさ17p)
冬鳥ですが全く来ない年もあります。
ヒレンジャクの「ヒ」は緋色の緋で尾羽の先が赤いことから来ています。
木の実をよく食べ、特にヤドリギの実が大好物です。


シメ(大きさ19p)
冬鳥です。
雑木林や木の多い公園、近くに林がある農耕地などにいます。
体全体が茶褐色で、尾は短くずんぐりした体形です。
くちばしは短めで太く、エノキなどの硬い木の実を割って食べます。
冬、木の高い枝にぽつんと止まっているのをよく見かけます。


トラツグミ(大きさ29p)
個体数の少ない冬鳥で、トラの毛皮のような模様のツグミの仲間です。
林の暗いところでは、なかなか見えません。
落葉をガサゴソさせてミミズなどの餌をとります。
重さがツグミの2倍近くもあって、ゆったりとした動きなので外敵から、ねらわれやすいようです。


アカハラ(大きさ24p)
冬鳥です。
ツグミの仲間で名前の通り赤い腹をしています。
春になると「キョロンキョロンツリー」とさえずります。


エゾビタキ(大きさ15p)
春、秋の渡りの季節に見られますが、秋のほうが多いようです。
枝先にとまり、昆虫を狙って飛び立ち、元の枝に戻るなどして餌をとります。
またミズキなどの木の実も食べます。
胸の縦じまが特徴です。

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