里山の自然学校2017 第1回 春の里山


里山の自然学校2017
第1回《春の里山》

【2017/4/16 更新】

日時 2017年4月16日(日) 9:20〜15:00 晴
場所 市民活動室〜ピクニック広場〜ハンノキ林〜田圃〜戸隠不動尊跡〜芝生広場〜市民活動室
参加者 里山の自然学校3年生 大橋拓真、工藤千穂、佐藤晴奈、軸丸陽希
     里山の自然学校2年生 猿谷明衣、鈴木美舟、仲田稔里、上村勇翔、佐藤功一、中垣祐輝、福田公成
     里山の自然学校1年生 中村一冴、和 朋花、渋谷茉奈、杉本大知、中田千春、花岡澄空、本多琉惟
                   村上晄乃進、森村 舜、森村 玄、山下ねのは
                           22名(今年度登録参加者 22名、今回欠席者 0名)
     OG参加 中川 悠
講師 藤間X子、山本 晃、梅原和仁、神山幸雅、岩田芳美、岩田臣生          (29名)

大都会で生まれた子どもたちにも、自然に触れて育って欲しい、自然の素晴らしさを知って欲しいと願い、里山の自然学校を開校します。
都会の市街地に囲まれた生田緑地にも、訪れる度に、新鮮な喜びを感じさせてくれる宝物が眠っています。
それを感じ取れる五感と心があれば、それだけで、限りなく大きい喜びも、楽しさも得られます。
今年参加する子どもたちにも、身近な自然の見方、接し方を学んで欲しいと思っています。

参加手続き
予定は 9:30からでしたが、早い時間から来て、待っている参加者もいたので、準備ができたところで、参加手続きを始めました。


オリエンテーション
まず、活動参加時の注意事項、服装・持物、プログラムの概要を説明しました。

次に、参加者の自己紹介を行いました。
過去には、立ち竦んで一言も話せない子もいましたが、今回は、全員、慣れているように、スム−ズに進行しました。

次は、先生方の自己紹介を行いました。



春の里山
桜の花びらが舞うフィールドに出ました。

新入生の子供たちは、藤間先生とタマノカンアオイをジックリと観察しました。
特徴をよく観察して、自分なりの名前をつけてみようということが課題でした。
ノートにスケッチする子もいました。
川崎を標本原産地とするタマノカンアオイは、子供たちの記憶に深く刻まれたことと思います。

アオキの花も観察し、ノートに記録しました。

ヤマブキが咲いていました。
山吹色という色の名前が話題になりました。 自然の色彩を表現する言葉が、昔は豊富にありました。

キブシの花も観察しました。

ピクニック広場には、初夏を思わせる光があふれて、タチツボスミレ、クサイチゴなどが咲き、ヤマトシジミが飛んでいました。

ムラサキケマンの花も興味を持たれていました。
ツボスミレ(ニョイスミレ)が園路沿いに咲いていました。
ヤマガラを観察していた子どももいました。

ハンノキ林上の池の水面は桜の花びらが占領していましたが、その隙間からアズマヒキガエル幼生が黒い塊に見えました。

ウスモンオトシブミ?を見つけて、観察しました。

梅畑付近でお弁当を食べました。

お弁当を済ませてから、田圃のオタマジャクシをすくって、生き物との触れ合いを楽しみました。
田圃付近からはシュレーゲルアオガエルの声が響いていますが、オタマジャクシはアズマヒキガエルの幼生です。
田起しの後、土嚢を1段増やしていたので、下の段には水面が広がっていましたが、上の段は水漏れがあったようです。
そんな田圃で、山本先生がイトトンボを見つけました。 季節的に、ホソミオツネントンボだと思われます。

木道上に置いておいたデイパックに、クビキリギスが現れました。

梅畑のテーブルベンチで、集合写真を撮りました。
オタマジャクシと遊んだ後なので、子供たちはいい顔をしています。

下の田圃に入る水が止まっていました。

イチョウ雄株の花を観察しました。

城山下谷戸付近では、ヤマルリソウを観察しました。

芝生広場では、フデリンドウの花を観察しました。イロハモミジも花をつけていました。


市民活動室に戻って、感想、里山の自然学校に期待することなどを書いてもらいました。


書き上げた感想文を発表してもらいました。




以上

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation