里山の自然学校2014
第7回《稲刈り》

【2014/10/8 更新】

日 時 2014年10月5日(日) 10:00〜15:00 強雨
場 所 生田緑地
参加者 山本来幸、稲垣志帆、佐藤りん、小竹森英響、鈴木優香、鈴木彩香、小林海音、
    大島弥子、目黒陽菜、沼澤咲季、山下はなの             11人
講 師 藤間煕子、山本 晃、神山歩未、岩田臣生
サポート (里山の自然学校卒業生)神山幸雅
     (水田ビオトープ班)鈴木潤三、木坂陽子、細川洋子



里山の自然学校第7回は稲刈りです。 生憎の雨でしたが、翌日は台風が直撃するという天気予報であり、子どもたち抜きの稲刈りにはしたくなかったので決行しました。
欠席は4人だけでした。 この雨の中の稲刈りに参加させてくれた保護者の皆様に感謝です。
田植えは雨でもやるが、稲刈りはやらないというのが基本です。
しかし、市民活動で維持する田圃ではやむを得ない場合もあります。
2012年度の里山の自然学校では、朝のうち雨でしたが間もなく止みました。 こんなに強い雨が降る中での稲刈りは初体験でした。
しかし、里山の自然学校の卒業生でもある神山姉弟の活躍と水田ビオトープ班の3人のサポートによって、昼前に終わらせることができました。

各自の荷物は生田緑地整備事務所2階の市民活動室に置いて、鎌といねわらとバケツを持って出発しました。


田圃に着いたところで、子どもたちは靴を脱いで裸足になりました。
雨水も、田圃の水も冷たかったことと思います。
雨によって水路から溢れ出しそうな勢いで濁り水が流れていました。 勿論、田圃には一面に濁り水が広がっていました。


2人ずつ組んでチームをつくり、1本ずつ鋸鎌(のこぎりがま)を渡しました。


上の田圃の下の段の稲刈りから始めました。
下の田圃のイネはアライグマに食べられて残っていません。
2006年に再生したこの田圃の土が一番硬いので、動き易いと思います。


例年だと、子どもたちが刈ったイネをバラバラに木道の上に置いていくので、このイネを揃えて束ねるのに時間がかかっていました。
そこで、今回は必ず束ねる人に手渡すようにしました。
束ねる役は、山本、鈴木、木坂と岩田が当たりました。 また、神山姉弟が自発的に、各チームが刈ったイネを受け取って、一束分にまとめて、束ね役に手渡ししてくれました。
束ね役は、受け取ったイネを古いイネワラで結束し、木道の手摺りに仮置きしました。
こうすることで、イネの山が木道の通行を妨げることが無くなりました。 もっとも、この日は雨のため、通行する来園者もいませんでしたが。


疲れと寒さのせいで子どもたちの動きが悪くなったところで、神山、岩田も稲刈りに入りました。
稲束づくりは山本と水田ビオトープ班の木坂、鈴木に任せて、稲刈りを早く終わらせなければならないと思いました。


下の段の稲刈りが終りました。
上の段の稲刈り開始です。上の段は少し深いので、田圃の中を歩くのが大変です。


上の段の稲刈りも終わりました。 木道の手摺りに仮置きしてあった稲束を運んで、オダに掛けました。

子どもたちは先に生田緑地整備事務所に戻ってもらいました。 風邪をひかせては大変です。


暖かい室内でお弁当を食べました。


午後は、感想文を書きながら、シリトリを行いました。
動植物の名前だけを使ったシリトリです。 その結果、動植物の名前の末尾は偏りがあるようだということに気がつきました。 解散時刻までに98種の名前がつながりました。


感想

寒かった。つかれた。来年は晴れてる日にやりたいです。 こんなにぬれるとは思わなかった。

今日、稲かりをやってみて 去年より速くできた。 いろいろな虫がいて、稲は虫のすみかだとわかった。 足がかゆくて大変だった。それは葉っぱのせいだ。

つかれて さむくて いたくて つらかった。 雨だからやらないと思っていたのに やるなんて 岩田先生はすごいと思った

今日は(そこそこ)強い雨の中、まさかやんないと思ってたけど、稲刈りをやりました★
雨ふってて寒くて大変だったけど...。 無事に稲を刈り終えました!明日はたぶn筋肉痛だなぁ...。

きょ年できなかったいねかりができてうれしかったのと、田んぼを2つもやってつかれた。
はじめた時はゆっくりだったけど、なれたらはやくなった。

初めてのいねかりで たくさんできて良かったです。 ケガなどがなくて良かったです。 ザリガニやタニシなども見れてよかったです。 楽しかったです。

※タニシとあるのはモノアラガイだと思います。 田んぼの上の段には、稲に登っているモノアラガイが多数見られました。

雨の中で稲かりはたいへんだったけど、稲をかったあとの田んぼはすっきりしていて気持ちよかったです。 あと、田んぼには いつもよりたくさん生き物がいました。 とくに、わたしが自分でみつけて一番うれしかったのは 大きいカエルです。 はじめてでっかいカエルをみました。 名前はわからなかったけど、またみたいです。 それ以外にも、すっごくきもち悪い虫とか、カマキリとか、バッタとかいて虫ばっかりでした。 寒くてたいへんだったけど、またやりたいです。 おいしいお米になるといいです。 次やるときは雨じゃないといいです。
稲かりは、サクッといって気持ちよかったです。

※大きいカエルというのはアズマヒキガエルだと思います。 これは私たちも見ています。シュレーゲルアオガエルは「かわいいカエル」というでしょう。
きもち悪い虫は? 田圃の中のチョウジタデには、毎年、セスジスズメの大きな幼虫(イモムシ)がいます。
カマキリはオオカマキリも、ハラビロカマキリもいました。
稲を束ねていたら、中からクビキリギスが這い出してきました。

大雨の中での稲刈りでした。 きょ年は晴れててあったかかったけど、今日は寒かったです。 足が動かなくてもうまひしてるみたいでした。 たいへんだったけど稲かりは楽しかったのでよかったです。
つかれた。だっこくは来しゅうなので はやくだっこくをして、早くそのお米をたべたいです。 だっこくのときも雨になってほしくないです。

今日は大雨の中 稲かりをしてとても大変だった。 でも、稲をかるときのザクッというかんじがなんだか気持ちよかった。 早くお米を食べるのが楽しみです。

私は初めていねかりをしました。 今日は雨がふっていて寒かったです。 どろはベチョベチョでした。 かまでかんたんにかることができました。

大雨の日に、いねかりをするとは思わなかったです。 さいしょはいやだな〜こんなてん気でいねかりするのと思っていたけどやってみたら楽しい!と思いました。 だけどすごくさむくてさむくてがまんできませんでした。


以上

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