里山の自然学校2010
第1回《オリエンテーション&春の里山》

【2010/4/26 更新】


日時 4月25日(土) 10:00〜15:00
場所 生田緑地、青少年科学館
参加者 里山3年/荒井優里花、川村美涼、鈴木萌恵
    里山2年/豊島芳璃人、内藤義人
    里山1年/野村麻理亜、岩野可菜子、工藤思由、酒見果歩、須田龍生、三橋修
         須藤有弥、佐々木伶、増沢知泰、松本歩実、森田龍平
         井原沙羅、大江田慧、木村陸樹、佐藤夕波、島田真衣、山内雄仁
         中瀬晴香、江口暁香、木本百香、鈴木こころ、高村慶太朗、原田大雅
                                 28人
講師 藤間熙子、中臣謙太郎、山本晃、梅原和仁、神山歩未、鈴木志歩、岩田芳美、岩田臣生

今年度の里山の自然学校は参加者30名で開校しました。うち24名が新入生です。
青少年科学館が使えなくなって、客車の前で参加手続きを受け付けることにしました。

10:00 オリエンテーション開始。
今回の参加手続きの案内として、基本的な注意事項をお知らせしておきました。
ここでは、生田緑地は園路以外は立入禁止であること、生物の採集も禁止であること、里山の自然学校の活動で田圃や雑木林に入るのは特別なことであること、採集した生物は観察したら直ぐに逃がしてやることなどについて話しました。
その後、各先生の紹介を行いました。 藤間先生は植物の専門家です。
中臣先生は昆虫、特に蛾の専門家です。山本先生も昆虫、特にチョウの専門家です。
梅原先生は2004年度の青少年科学館館長です。
神山歩未先生の挨拶です。 神山先生は第1期生で2005〜2008年度の4年間里山の自然学校に参加し、2009年4月に特定非営利活動法人かわさき自然調査団水田ビオトープ班に入団し、 里山の自然学校の先生として活動しています。 今年度は先生としては2年目ですが、希望していた高校に入学して高校1年生になりました。
 また、鈴木志歩先生は同じ1期生で、2005〜2007年度の3年間里山の自然学校に参加しました。 今年4月に特定非営利活動法人かわさき自然調査団水田ビオトープ班に入団し、里山の自然学校の先生として活動することになりました。 同じく高校1年生です。
先生の紹介のあとは参加者の自己紹介を行いました。
好天気に恵まれたので、オリエンテーションは簡単に済ませて、早速、生田緑地を歩くことにしました。 まずは、来月には無くなってしまう噴水広場を歩き、丁度、咲き始めた希少種も観察してから、いつものコースを経て、枡形山広場へ向かうことにしました。
ツバメシジミ ウワミズザクラが咲き始めていました。
植え込みの下に希少種が生えていました。 小さいので注意していないと気がつきません。 ここも工事で無くなってしまいます。
ギンラン 枡形山への登り口の飯室泥岩層です。
枡形山広場で記念に集合写真を撮りました。
お昼は思い思いにお弁当を食べました。 今年は一人で参加した子どもが非常に多く、直ぐに友達ができたようです。
集合して、午後の部の開始です。
午後は、枡形山広場の周囲の柵の陰で咲いている花を観察してから枡形山を降りることにしました。 ここは、植生保護のために、捨てられていた落葉を退けてもらって、ササ刈りをしたところです。 落葉溜めは植生に影響の無い場所に設定しなければならないことが分かります。また、適度なササ刈りも必要でしょう。 植生管理の効果がはっきり出るとやりがいを感じて楽しくなります。
フデリンドウ 戸隠不動跡の少し手前の雑木林で「自分の木」を決めて、胸高周長を測りました。 樹高は目測なので難しかったようです。
神山歩未先生がササ笛を教えました。
ホタルの里に降りました。
今年はツマキチョウが多く見られます。 山本先生が早速、捕虫網を使って捕まえ、説明します。
子どもたちは水辺が好きです。「今日は駄目だ」と言うのに田圃の畦に降りてしまいました。
カワセミが現れて、谷戸を上に行ったり、下に行ったり、コバルトブルーの背中を輝かせ、オレンジの腹を見せて、見てくださいと言わんばかりに 何度も子どもたちの周りを飛び回りました。
上の田圃の上の草地で遊びました。バッタの仲間の幼虫が見つかりました。 ゲンゲ(レンゲ)を初めて見た子どももいました。ノミノフスマやミドリハコベ、ケキツネノボタンなど 子どもたちのノートには次から次に生物の名前が書き込まれていきます。
ハンノキ林に移動する途中にシャクナゲが咲いていました。 山地生ではなく、外国原産の園芸種だったようです。
ツボスミレ、ホウチャクソウが咲いていました。
ハンノキ林上の池に着きました。 皆、オタマジャクシ採りに夢中になってしまいました。 「逃がして、移動します」という号令は残酷だったかも知れません。
谷戸への降り口に着きました。 休憩して、次回の集合場所を確認しました。
客車前に戻って、解散しました。






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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation