里山の自然学校2009
第13回《冬の里山・修了式》

【2010/2/13 更新】


日時 2月13日(土) 10:00〜15:00 霙
場所 青少年科学館
参加者 神山幸雅、須田大貴、舘野枝里嘉、山内冴香
    荒井優里花、須藤早紀、川村美涼、鈴木萌恵、佐藤遥太、福江祥充
    大島万奈、大島浩輔、富田詩織、舘野英三里、尾崎光歩
                                          15人
講師 藤間X子、中臣謙太郎、山本晃、梅原和仁、岩田芳美、岩田臣生

今年度の里山の自然学校も今日が最終回です。 冬の里山です。霙(みぞれ)が降っていて、「今日はやるのか」という問い合わせもありましたが、勿論、開催しました。
前回から2ヶ月経ちましたので、先生方から少し話をして戴いてからフィールドに出ました。

気温は思ったより下がっていなかったようです。奥の池の前の崖面に氷柱はできていませんでした。

ウグイスカグラが咲いていました。

ミツマタが蕾を膨らませていました。和紙の原料になることを学習しました。

ロウバイが咲いていました。

七草峠に向かいます。日本民家園の合掌造りの民家の屋根の雪は消えていません。

七草峠付近のサザンカの葉の上にも少しだけ、雪がのっています。

サクラの枝にも雪が見られます。

谷戸へ降りる階段のところで集合写真を撮りました。

階段の手摺りにフユシャク♂がいました。観察してから谷戸へ降ります。

スロープ階段は滑りそうです。慎重に歩きます。

ピクニック広場のテーブルベンチには遊べそうな量の雪がありました。

ハンノキ林ではヤマコウバシが今も枯れた葉を落とさずにいました。
誰かが植えたザゼンソウが花をつけていました。
見上げると葉を落とした落葉樹林は明るいことに気がつきます。

梅畑では何か発見があったのでしょうか。

戸隠不動跡です。
ここでも集合写真を撮りました。背景の冬木立が冬の里山らしいと思いませんか。

戸隠不動上の雑木林は自分の木を決めたところですが、自分の木を覚えていたでしょうか。

枡形山からは東口に降りる園路を辿りました。
小学校で地層観察に来る場所です。教わったことを覚えていたでしょうか。

お昼は青少年科学館実験室で食べました。

午後は先ず、今日、里山を歩いて気がついたこと、知らない人に教えてあげたい冬の里山の魅力などを書いてもらいました。名付けて「里山冬物語」です。

「里山冬物語」です。

次に1年間の感想を書いてもらいました。何が楽しかったのか、何が面白かったのか、もっと体験したいのはどんなことかを知りたいと思っています。

書いてもらった感想文の中に、特に優れていると思われた文章を発表してもらいました。

        里山3年間の感想
                   山内冴香
私が里山の自然学校で一番思い出に残っているのは田んぼでの作業です。
普段の生活では、米を食べることはあっても、作ることはありません。 でも、里山の自然学校で田植えと稲刈りを一からやってみて、農作業の大変さが分かりました。
田植えも、機械化が進んでいなかった昔は、私がやった何倍もの面積の田んぼを耕したりして大変だったんだろうなあと思いました。
今は、農作業をする人の高れい化が進んでいたりと、大変で疲れるけれどがんばってほしいです。
あとは標本をつくったりしたことです。オオスズメバチにさわったり、標本をつくることは絶対ないです。
初めてオオスズメバチをさわって、変な感じがしました。 最初の針をさすときに意外に硬くてびっくりしました。
チョウもリンプンにさわってしまうと羽がきたなくなってしまうので気を付けながら作りました。 自分で作った標本が自分の手元にもどってきたときは嬉しかったです。
あと、ホタルが、川崎でこんなにいっぱい見れるとは思っていなかったので、見た時は感動しました。
環境のことが問題になっているけれど、自然を守っていこうと思いました。

修了証書を授与しました。

最後に一言ずづ感想を話してもらいました。
皆、楽しそうに、自然に話をしています。聞いている人も楽しそうです。
4月の自己紹介では上手く話せなかった子どもも、しっかりと話をすることができました。 成長したなぁと思わず嬉しくなりました。本当に1年間の成長は速いものです。


※来年度は青少年科学館が使えなくなります。 フィールドのみの里山の自然学校になります。 募集案内はこちらに掲載しました。 あなたの応募をお待ちしています。

   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation