生田緑地植生管理計画
【A19】菖蒲池南谷戸地区

2010年1月26日

【地区名称】 A19 菖蒲池南谷戸地区

【目標植生】2009/10/17
高木層は落葉広葉樹を主体にカシ類、モミ、ヒノキなどの常緑樹が混生する現状程度の状態としながら、 園路沿いの雰囲気は明るく、谷底の部分はタマアジサイなどが咲く状態を目標イメージとする。


【実施経過】
●2008/7/6 平成20年度第3回市民部会「微地形と植生の対応関係をみる」を開催し、現地に地勢線を記した。
これを図面化したものが次の図で、左から地勢線図、微細な立地の区分図、微地形分類図(2008/8 磯谷達宏・国士館大学教授)である。


●2009/10/17 平成21年度第7回市民部会「植生管理を考える」
【植生管理の区分図】 【植生管理の評価】2009/10/17
評価 優占種 特記事項 大事に育てたいもの 排除したいもの
高木層 7.2 コナラ、ヒノキ、シラカシ 大きなアカマツがある
ヒノキが独特の景観を形成
モミ、コナラ、アカマツ 比較的細い常緑針葉樹
亜高木 4.2 ヒサカキ、シラカシ モミがある
ヒサカキが茂り、下草が無い
落葉樹が無い
  ヒサカキの林が暗い雰囲気をつくっている
低木層 2.7 アオキ、ヒサカキ、アセビ、ヤブツバキ アオキが多い
シュロが群落を形成
ヒサカキ
ヤブムラサキなどが少ない
  アオキ、ヒサカキ
草本層 アオキ、ネザサ シダ、ジャノヒゲ、ヤブラン
実生が多い
落葉樹の実生、希少種 アオキ、ネザサ、ヤツデ、シュロ

【植生管理の計画】2009/10/17
微地形区分名 当面の植生管理 実施時期 実施主体
A、B1〜B4 ササ刈り、細目のヒノキ等の伐採   
B5、B6 ヒサカキを伐採する 2009年度実施市民部会
B7 ヒサカキを伐採する   
C1〜C6 草本層〜低木層のアオキを伐採除去
高木層のカシ類の間伐
  
D1     
E1 草本層〜低木層のアオキを伐採除去 2009年度 
E2〜E5     


●2009/12/6 平成21年度第12回市民部会(ヒサカキを伐採)
●2010/1/17 平成21年度第13回市民部会(ヒサカキを伐採)

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